醸造元:赤磐酒造
使用米:赤磐産朝日
歩合:50%
度数:15度~16度
岡山県赤磐市にある酒蔵さん。
「桃の里」という銘柄ですが、金色をベースにしたラベルからは桃というより米のイメージが伝わってきます。
そして「極上寒造り」の赤い文字。
旬ですね~♪
野菜でも魚でも何でもそうですが、文明の利器で季節をねじ曲げて旬もなにもなくしてしまうのが残念に思う私としては、期待度大(^^)
御託はこのくらいにしていただいてみます(^^ゞ
開けた瞬間一気に放出された香りは果実。
お米、どこ行っちゃったんだろう??ってくらいフルーツです。
で、パッと思い浮かんだのが西洋梨。
分かりにくかったら・・・思いっきり熟した梨の香り。←余計分かり難い?
そんだけ梨全開なら味も梨か?と思いきや、まぁなんともお上品!
表現し難いんですけど・・・「シェリーみたいな味」って言ったら近いかなぁ(^_^;)
ただベタベタ甘みが残る感じではなく、ゴクッと飲むとまろやかさも一緒にリセットされる感じ。
というのは、最後に来る酸味が肝なのかな~??と。
決して「酸っぱい」訳じゃない、程良い酸味です。
これがくることで、飲んだ後に水で口をすすいだみたいなリセット感があります。
でも、実際は水じゃないから、味が薄れる事は無いわけで・・・
飲み疲れない。これだと、いつまでも飲みつづけます。
で、これまた不思議な事に食事もしたくなる。
・・・デブまっしぐら(爆)
これは、お刺身とか、もっというと塩やわさびを肴にするようなタイプの日本酒ではないですね。
もっとガッツリ食べながらいただくのが良いかも。
元々日本酒を表現するのがニガテな私ですが、 珍しいタイプのお酒です・・・というか、私が飲んできた日本酒の中では特異キャラです。
個人的にはもうちょっとじゃじゃ馬タイプが好きです。類友ってやつ?(笑)
でも、この柔らかさとキレのバランス、すごく良い!
この蔵元さんのお酒自体がお初なので、別の銘柄もかなり興味が出てきました(^^)
このお酒を勧めてくれたお店の店長から、「ちょっと冷やすか常温で」とアドバイスを頂いたのですが、いざラベルを見たら「冷かぬる燗で」の文字。
「どっちやねん!」と思ったけど、店長のアドバイス聞いといて良かった~♪
冷やすとキレが強くなって、せっかくの華やかさが弱まりますし、ぬる燗にすると前述のリセット感が弱くなるように感じました。
なので、これを飲むときは常温がベストかと(^_^;)
・・・って、結局一通りやってみているんですがね(爆)
多分、嗜む程度に楚々と飲むのが合ってます。
ここ数年、女性の日本酒ブームが来てますが、イマイチ波に乗り切れていない方、如何でしょう?