前記事からの続きです。
ブロ友でもあり、我が家の酒の仕入れ先でもある井本酒店の店長さんが、ネット販売でワインを送る際に常温かチルドかで悩まれてまして、私もその実験に参加させていただきました。
この記事では、開栓30分後の経過をお伝えします。
開栓直後からすると格段に香りが開いてきました♪
開栓直後の常温便に近い香りかな。
テイストも若さは残りますが骨格がハッキリしてきました。
香りは変化ありません。
開栓直後では、3本ともそれほど芳醇な香り方はしないというか、むしろ薄っすら感じる程度ではあったのですが、その中でもチルドは果実香が感じられていました。
で、30分経った今、変化ないってどういう事?!
結果として・・・香り、開かず終い。
でも、なんか渋みも飛んじゃいましたね(ーー;)
ワインクーラーから出して飲んでいるので、温度差による感じ方の差もあるのかもしれませんが、それを差し引いても香りは不発です。
テイストも、角が立ってきたというか、まろやかさが無くなりました。
酸味を伴う果実香が香り、店頭購入のものと似ています。
「しっかり」とまではいきませんが、余韻も感じられます。
店頭販売のものと比べるとテイストにぼや~っとした印象はありますが、比べなければ「美味しい!」と言っていると思います。
実際、開栓直後に比べかなり豊かで厚みが出てきています。
さて、30分後の結果をまとめましょう。
香り 店 > 常温 > チルド
酸味 店 = 常温 > チルド
渋み 店 = 常温 > チルド
甘み 店 = 常温 = チルド
分かり難いのでグラフ化してみました(^^)
風味落ちさえなければ、もしくはゆっくり飲まなければチルドも大差無いです。
そんなに頑張ってチルドで送らなきゃいけないかというと、そうでもないように思いますが・・・チルドで送る送らないというよりも、温度差のブレを最小限に抑えるという意味では夏場にチルドという考え方もありなのかな?と。
個人的な結論としては、熟成用途じゃないなら、あえてチルドの必要なし。というところでしょうか。
何年も熟成させるようなワインだったら温度のブレのほかに、湿度や振動などにも拘らなければなりませんしね(^_^;)
さて、最後に、私が店頭販売分を買いに行った近所の酒屋のおやっさんの話ですが・・・
このお店に運ばれてくるワイン、夏場は仕入れ元から店頭まではチルドで運ばれてくるそうです。
でもおやっさん的見解としては、
数時間の温度差じゃ、飲み比べたって大差無いって!
だそうです(^_^;)
確かに、並べずに1本ずつ飲んだらそうかもしれない。
温度は、ブレないに越した事は無いと思います。
でも、赤ワインで常温といわれる温度14~16℃は、明らかに日本の夏の常温とは開きがあるので、買い方はどうあれ、飲むまでに赤ワインの常温に徐々にもっていく事は必要でしょうね(^^)
最後に・・・店頭で買うより井本酒店のほうが400円も安かったよ!という若干の宣伝を入れておきましょう♪ (笑)
※この実験に使用したワインは3本とも購入していますので、記事については何ら宣伝意図はございません(笑)
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